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 しかし、今週はうっとしい殺人事件が続いたねぇ。
立てこもりオヤジの警察官射殺。引きこもり高校生の母親殺害遺体切り刻み。そして、虐待夫婦のヘルメットボックス押し込め子殺し。
 もちろん相互に全く関連性はないように思えるが。

 立てこもりオヤジなんかはこのブログで1時間以内に射殺せよなんて書かれているが、昨今のおぞましい殺人事件の数々の報道、また逮捕された犯人の、遺族の被害感情や報復感情への配慮を欠いた判決などをみるにつけ、最近ではこのブログの意見も一見過激なように見えて、実はごく常識的な意見なのだろう、と思える。
 
私もテレビの報道で警察官が死んだ、というのを聴いて、一瞬思ったりしたからね、かまうこたねぇから、さっさとやっちまえ、と・・・。やれやれ。
 もちろん安倍総理が射殺の命令を、と云う点では意見を異にするが。あの、なんでも拙速にやりたがる、政策的に短絡的な男がこんな事件に首を突っ込んじゃいかん!

 
 

 以前、ノーベル賞作家、ガルシア・マルケスが実際に起こった事件殺人事件をテーマに書いた小説についての感想を書いた。結構面白い小説だった。

 田舎の共同体社会全体の名誉を貶めた男に対する制裁としての儀礼的な色彩の強い殺人事件。しかし会津若松の母親殺しには、こうした社会性は欠如している。
 ドストエフスキーの罪と罰の主人公、ラスコーリニコフの現実社会から遊離した極めて観念的な動機によって実行された殺人でさえ、根底には道徳的な葛藤が存在するする限り高い社会性を帯びた殺人なのだ。
 しかしこの殺人の報道を見る限り、私には残忍な殺人というよりもむしろ、その前提となる対人関係や社会性が欠如した殺人に感じられる。

 そしてyoutubeで見るニュースさんで取り上げられている抗精神役の副作用。なるほどね。会津若松の無機的な殺人の動機も一種の薬理作用だ、ということになれば解りやすい。しかし、ニュースでは殺人事件の本を犯人宅から押収しているようだ。やはりもともと、殺人に対する嗜好性を感じさせる犯罪であり、こうした嗜好性までもが薬理作用の結果と断定するのは無理がないか。専門家じゃないのでよく解らないが。
 またSNSへの書き込みにもこうした殺人では多分それほど珍しくはない快楽性と自己顕示欲が感じられる。
 精神病棟の入院患者には狂気の全人格性のようなものを感じるが、この殺人事件の主人公の場合、普段は目立たない普通の人間。で、身近にいる人々も気づかない内面的な破綻が突然怪物的な暴走を始める。
 対人関係や社会性、そして全人格性までも喪失した殺人。

 そしてヘルメットボックス押し込め。母性の崩壊・・・。

 
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テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
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