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朝鮮の金正日の誕生日を祝う慶祝宴会が開催されたとか。
65歳か。お迎えがくるのはまだ先の話だな。随分贅沢して栄養の補給は十分だろうし、万全の医療的なケアで手厚く保護されているのだろうから。
演説では核保有を盛んに誇示しているようだ。6カ国合意も随分身勝手な解釈で慶事のネタに使っているようだし。

やっぱりアメリカが弱みに付け込まれて足下を見られた、という印象を私は持つのだが。足下を見られている内はいい、その内足下をすくわれるようなことにならないようにね。ヒルさん。

ライス国務長官やヒル国務次官補の会見を見ても、とりあえず自画自賛のようだが、最悪の事態は免れて何とか格好はついた事への安堵感の方が強いような気がするのだが。

私には、ボルトン前国連大使のコメントのほうが核心をついているように思える。そう、はっきり云って米国の失敗だ。イラクで失敗し、付け焼刃の増兵で傷を広げようとしているのに、北東アジアでも付け焼刃か。苦し紛れに困難な問題は全て先送りにしたようにしか見えない。

一方の北朝鮮は、うまくやってゴネ得を通してしまった。北朝鮮にとって最も大きな収穫は、核兵器さえ保有していれば相手に援助を強要できるのだ、ということを学習したことか。
核保有により北朝鮮の外交も、恫喝外交から恐喝外交にめでたくグレードアップと云う訳だ。

おそらく金正日が核を放棄することはない、と私は思っている。6カ国協議を長期化させ各国の思惑の違いや足並みの乱れをうまく表面化させれば、その間隙を付いて核兵器の開発を密かに続行することは可能だ、とその位のことは既に考えているかもしれない。

おまけに個別の作業部会を5つも作ってしまって、各問題の分断がしやすくなったような印象を受ける。北朝鮮にしてみれば、援助や金融制裁解除など自国にとって都合のいい協議を進展させて拉致問題や核の完全放棄など都合の悪い協議を遅延させるといった工作が非情にやりやすい形態なのでは。
 
6カ国協議を、朝鮮と北東アジア問題の包括的な協議を行う場としての枠組みを維持できるか。北朝鮮の核施設が無能力化する前に、6カ国協議がの方が先に無能力化するという情けない事態にならなければいいのだが。

北朝鮮の最大の目的は体制の維持だろう。だが金正日の内面的な部分は一体どうなのか。勿論知ることなど出来ないのだが、そこを敢えて勝手に想像するなら、こういう権力欲に取り付かれた独裁者が最も好むところは自らの権勢を誇示することなのでは。そしてとってもプアな北朝鮮の独裁者である彼にとっては核兵器ほど自分の権勢を誇示できるものは他にない。
金正日にとっては体制維持による自分の保身もさることながら、自分の権勢に陶酔するためにも核はもはや絶対に必要なのだ。
 ひょっとして、いざの最後となれば核と心中する位のアブない奴になってしまってはいないだろうか。




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