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 テレビでの番組で見たのだが。
 犬が人の息の臭いで初期の癌を発見するという話題だ。マリーンと云う名のラブラドールレドリバーです。
 実際の初期癌患者の息のサンプルを使用した実験で、なんと子宮ガンとすい臓癌の初期患者の息を識別した。
 そして、乳癌患者の体臭で癌を識別する機器の開発で癌患者の臭いを特定する研究でマリーンが一役買った、という内容だった。

 犬が識別する癌疾患。実際の医療現場で活用されることがあるのでしょうか。私としては、直接の診断には使えないとしても、スクリーニング位には、十分使えるんじゃないかと思ったのですが。
 しかし、医療機器として認知された機材を使用したうえでの診断ではないかぎり、その根拠と客観性が厳しく問われるかもしれません。
 それに衛生面にも問題があるかもしれません。
 

 実はこの番組を見て思い出したことがある。
 私の母は離島生まれで、成人するまでその地で過ごしたのだが、その母から、聞いた話だ。
 近所に住む親戚の老婆が病で床に伏せっていた。それからしばらくして、庭の木にカラスがたくさんとまるようになった。その老婆は、その光景を非常に気味悪がったのだそうだ。この地の昔からの言い伝えが原因だった。
 それは、カラスは人間の死期が解る。
 その老婆は、それから、間もまく死んだ。

 カラスには予知能力があるのか。いや、そんなことはないだろう。おそらく、人は死期が近づくと、その時すでに、死臭を発しているのではないだろうか。
 そしてカラスはその臭いを嗅ぎ分けて集まってくるのではないだろうか。

 ひょっとしたら、いつか生きた人間の死臭を嗅ぎ分ける機械が開発されるかもしれない。そしてその機械が末期医療の現場で広く使用される時がくるのかもしれない・・・。





 



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